北海道ドライブ&キャンプの旅2012(3日目)

まやこ

2012年11月21日 20:58

↓ 「北海道ドライブ&キャンプの旅2012」バックナンバーです。

◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(序章)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(1日目)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(2日目)

2012年7月10日(月) 支笏湖→富良野(星に手のとどくキャンプ場泊)

何と朝の4時前に目が覚めてしまいました。
キャンプ場が支笏湖に向かって東向きに開け、横浜に比べると緯度が高いので空が白む時間が早かったのと、湖畔に打ち寄せる波の音で目覚めました。

キャンプ場も着いた時はそれほど波は強くなく、波の音は気になりませんでした。
ところが、キャンプ場では無風でも湖上でそれなりに風が吹いてきたらしく、次第に「ちゃっぽんちゃっぽんちゃっぽん」と波が打ち寄せてきました。
道志で沢のせせらぎの音を聞き慣れていても、湖畔に打ち寄せる波の音には慣れていないわたしとダンナは気になってなりませんでした。

早く目覚めたので、美笛キャンプ場名物の夜明けの空を眺めることにしました。
東の空に雲がかかり、日の出の瞬間も太陽は雲に隠れたままでした。

朝食にスパムをはさんだだけの簡単なサンドイッチを食べているうちに、雲が切れ、湖畔の見事な山並みが見えてきました。

この美しい風景をゆっくりと眺めていたかったですが、次は富良野に行くことにしたので、名残惜しくも撤収を始め、7時過ぎにキャンプ場を出発しました。

後でmixiの北海道コミュや、北海道キャンプのブログで知りましたが、美笛キャンプ場は北海道の数あるキャンプ場で特に人気があり、ハイシーズンになるとチェックインの時間の前から入口のゲートに車の行列ができるそうです。
ハイシーズンの直前の平日に行ったので、午後4時過ぎに到着しても湖畔に幕を張れたのだと思います。
支笏湖の東岸にあるモラップキャンプ場も偵察してみました。
ここの方が苫小牧から若干近いですが、テントサイトが車両進入不可だったので、車が入れる美笛にしました。
 

次の目的地、富良野を目指し、我が家の車はひたすら北上しました。
車窓から北海道らしい風景─一面の畑が広がり、牧場が点在しているのが見えました。
独身時代にも北海道を旅行したことはありますが、函館、札幌、小樽と街しか行ったことがなかったので、いかにも北海道らしい風景はここで初めて見ました。

千歳市内、岩見沢、三笠を経由し、桂沢ダムと、国道452号沿いにある三段滝で一休みしました。
下の写真は左が桂沢ダム、右が三段滝(滝らしく見えませんが…)です。
 

12時前には富良野市内に入ることができました。
昼食に0円マップで紹介されていた山香食堂でオムカレーを食べました。
山香食堂は外見は昔ながらの食堂でしたが、地元の人や観光客(ツーリングの人含む)もどちらも来ていました。
オムカレーは美味しかったです


その後、帯広在住の学生時代の友人に教えてもらった「菓子工房フラノデリス」に行く途中で、JAFを呼ぶ事態が発生しました
詳しくは書きませんが、JAFってすごい…と目の当たりにして実感しました。
その後、店に向かったら定休日でした。
JAFのお世話になってまで行ったお店が定休日だったことがショックでした…

その代わり、近くにあるドラマ「優しい時間」のロケ地になった喫茶店「森の時計」に行きました。
ここには実家の母が行ったことがあり、母はドラマのようにカウンター席で自分でコーヒー豆を引いたそうですが、富良野プリンスホテル内にあるとは言っていなかったので、現地についてびっくりしました。
店内は少々混んでいたので、わたしたちは普通のテーブル席でコーヒーとケーキを頂きました。
温かみのある内装の素敵な喫茶店でした。
 

キャンプ場はTwitterで教えていただき、「北海道キャンピングガイド」でも評価が高く、富良野の市街地からも近い「星に手のとどく丘キャンプ場」(以下「ひつじの丘」)にしました。
 
キャンプ場は割とこじんまりしてますが、場内にラベンダー畑があったり、羊や豚、うさぎなどが飼われていて、北海道がぎゅっと濃縮されています。
ガイドブックには羊が歩き回ることもあると書いてありましたが、羊は柵の中で寝そべっているだけで、「本当にキャンプサイトを歩き回るのかな~?」と半信半疑でした。
 

キャンプ場内は「星のサイト」と「丘のサイト」の2つのエリアに分かれていて、我が家は眺めの良い、丘のサイトを選びました。
このサイトには、炊事場とトイレが同じ建物内にあり(もちろん中で完全に仕切られています)、土足禁止なのでとても清潔でした。
この日はスクリーンタープとコットをセットしてみました。

場内はわたしたちのような夫婦キャンパー、子連れファミリー、ライダーがいました。
我が家と同じ地名のナンバープレートで、しかも車種まで一緒なファミリーがいたのに驚きました。
とても気になりましたが、小心者のわたしは話しかけられませんでした。

設営後、夕食までに時間があったので「フラヌイ温泉」へ行って一風呂浴びてきました。
この温泉は炭酸泉で、珍しく飲めるようになったので、思い切って飲んでみました。
それからすぐ近くの「Aコープ」に立ち寄りました。
Aコープはな我が家の近所にもあるので親しみを感じます。この旅行中、Aコープにはとてもお世話になりました。

夕食は管理棟に併設されているレストランのテラスでジンギスカンを食べました。
チェックインした時に管理人さんに「サフォークジンギスカン」を勧められ、ミシュランガイド北海道にも掲載されたと知り食べてみたくなって、夕食として予約しました。
昨日スーパーで買って食べたラム肉とは段違いの美味しさで、ビールもすすみました。テラスから眺めた富良野の景色は本当に素晴らしかったです。


富良野の美しい夕焼けを眺めつつ、焚火を始めました。
このキャンプ場では炉のあるテントサイトでのみ直火で焚火ができます。
支笏湖より更に緯度の高い富良野では、この時期は午後8時過ぎまで空に夕焼けの残照がありました。
 

やっと日が落ちると、前日泊まった支笏湖畔より涼しいを通り越して寒くなりました。
ダンナから、北海道は夏でも天気が悪くなると気温が一桁台になるので防寒着を持っていった方がいいと旅行前に言われたので、フリースを羽織りました。
空にはキャンプ場の名前通り、手が届きそうな近さに星がきらめいていました。
さそり座が横浜で見るより低い位置の空にあるのを見て、富良野が北にあることを改めて実感しました。

北海道ドライブ&キャンプの旅2012(4日目)に続きます…

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