北海道ドライブ&キャンプの旅2012(6日目)

まやこ

2012年12月11日 20:27

「北海道ドライブ&キャンプの旅2012」も半ばを過ぎました。
ここまで書いてこられたのも、読者の皆さんの励ましのおかげです。
ありがとうございます!

↓ バックナンバーです。

◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(序章)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(1日目)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(2日目)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(3日目)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(4日目)
◇北海道ドライブ&キャンプの旅2012(5日目)

この記事と7月14日の記事では、幕末史に関する単語や記述が登場します。
あしからずご了承ください。

2012年7月13日(金):日高→洞爺湖→函館郊外(湯の沢水辺公園キャンプ場泊)


前日、激しく降っていた雨は朝になるとほぼ止みました。
テントの撤収をしなくてよくて時間に余裕があったので、北海道に上陸して初めて我が家のキャンプの朝食の定番、ホットケーキを作りました。
(食卓の写真はあまり美しくないので割愛します)

我が家が泊まったバンガローの内部をご紹介します。
まずはロフトです。ロフトの手すりに、義母が制作したキルトを飾ってみました。木の家に手作りのキルトが見事にマッチしました

流し台です。この写真では片付いてますが、前日はここで簡単カレーを作りました。(朝食のホットケーキは食卓で焼きました)
左側のドアを開けると玄関です。壁の向こう側に水洗トイレがあります。

バンガローの玄関です。バンガローの名前の「チロロ」は日高山中の山の名前です。


このバンガローの料金は1棟一泊4800円と、本州ではありえない安さでした
キャンプ場の維持管理費(入場料)は大人一人100円ですが、JAF会員優待が効いてタダになりました。
我が家は二人なので、少人数では割高なバンガローにはめったに泊まりませんが、北海道のキャンプ場なら泊まってもいいと思いました。
撤収後、雨が上がっていたので、キャンプ場内を散策しました。
下は管理棟です。

トイレなしのバンガロー(料金は1棟3800円)です。道路の手前はフリーサイトです。

オートサイトは林間です。
オートサイトエリアも、テントサイトの一区画もとても広々としていて、雨が降っていなければこちらに泊まりたかったです。

この日高沙流川オートキャンプ場は他にもドックラン、子供向けのアスレチックコーナー、レンタル自転車があり、これまで北海道で泊まったキャンプ場の中で一番ファミリーキャンプ向けだと思いました。

旅行後、mixiの北海道キャンプコミュに、頻繁にこのキャンプ場でのキャンプレポや写真がアップされていました。
キャンプ場の人気の高さを感じると同時に、天気の良い日はこんなに清々しい風景なのか~と思ったりしました。

この日は夜、函館市内でわたしの友人と会う約束をしていました。
まずは日高山中から太平洋に向かって南西に国道237号(日高国道)を走りました。
途中の平取町で「義経神社」の近くを通り、歴女としてかなり気になりました。(ここはいわゆる「義経伝説」の集大成なんだそうです)
また、海に近づくと競走馬の産地らしく、馬が飼育されている牧場を見かけました。
北海道では「牧場」そのものは珍しくありませんが、牛を飼育している牧場の方が多いので…。

再びやって来た苫小牧の市街地で、車が何度も赤信号に引っかかりイライラしました
日高では曇っていましたが、苫小牧に入る頃には晴れてきて、海岸沿い(国道36号、室蘭街道)を走っていると日差しが強く、暑いくらいでした。
確かこの時は気温が24℃くらいあったと記憶しています。

白老町でお昼になったので、昼食は鮭とひぐまの巨大な像がどーんと入口に飾ってある海産物レストラン「かに御殿」で食べました。
ダンナはかに飯、わたしはホタテ貝の卵とじを食べました。

併設の海産物店には中国人観光客が多く、駐車場には何台も観光バスが止まっていました。

海沿いの道はあまり変化がなく飽きてきたので、室蘭を通らない、登別からオロフレ峠を経て洞爺湖畔に出る山越えルートを取りました。
オロフレ峠はツーリングマップルに「峠から羊蹄山の眺望は良いが霧が多い」と書いてあった通り、この日も霧で視界が悪かったです
洞爺湖畔では昭和新山も見ました。

虻田で噴火湾沿いの道に出ると、道路の案内標識に「函館」の文字が登場して、函館に近づいたのを感じました。
北海道では一般道の案内標識でも「函館100km」とか「釧路120km」と100km以上の距離が書いてあるので、やはり北海道は本州よりスケールが大きいです。

途中、豊浦の道の駅で休憩しました。
道の駅には豊浦町出身のボクシングの内藤大助選手のコーナーがありました。
どう見てもお金がかかっている足寄の道の駅の松山千春コーナーと違い、内藤選手のコーナーは手作り感がありました。

函館への距離がだんだん縮まっていくのを案内標識で見ていると、着実に函館に近づいているんだ!と思いましたが、ダンナ曰く「函館は思った以上に遠かった」そうです。
昔は室蘭~函館を船が走っていたかもしれませんが、今は噴火湾沿いの道(国道37号~長万部から国道5号)をひたすら走るしかありません。
虻田から森町(有名駅弁「いかめし」の故郷)まで約100kmありました・

長万部を通過、八雲を過ぎると蝦夷駒ケ岳が見えてきました。
明治初期の箱館戦争(戊辰戦争の最終局面、土方歳三はこの戦争で戦死)に参戦していたフランス軍人ががスケッチした絵そのままの姿に感動しました。
下の写真は森町の道の駅から撮った蝦夷駒ヶ岳です。

道の駅の近くで、箱館戦争の旧幕府軍(徳川旧臣)艦隊が上陸地である鷲の木も通りました。
案内常識では旧幕府軍を率いていた榎本武揚の上陸地になっていました。

森町から国道5号を南下し、国道沿いに「ラッキーピエロ」(函館ローカルのファーストフードチェーン)の派手な店舗が見えてくると、いよいよ函館に来た!とテンションが上りました
やがて、遠方に五稜郭タワーが見えてきて、深い感慨にふけりました。

わたしは独身時代に2度、函館を一人旅しています。(2006年7月、2007年2月)
目的は土方歳三ゆかりの地と箱館戦争関連の地めぐりです。
当時は飛行機で函館に行き、徒歩と公共交通機関(主に市電)を使って函館市内を巡っていました。
その頃のわたしはまだダンナと出会っていなくて、結婚とは程遠い生活を送っていたので、結婚相手と北海道をキャンプしながら、車で函館を再訪することになろうとは思ってもみませんでした。
人生何が起こるかわかりませんね。

函館の市街地に入る前に、函館市の西、北斗市茂辺地の「湯の沢水辺公園」という市営のキャンプ場へ向かいました。
この日の夕食は函館市内のビアレストランでわたしの友人と食べることになっていたので、函館市内からさほど遠くなく、夜9時以降もキャンプ場への出入りがOKなところを「北海道キャンピングガイド」で探して見つけたのがここでした。

函館に到着してから、わたしの希望で五稜郭タワーと箱館奉行所を見学する予定でしたが、思った以上に函館への道のりが長かったので、タワーと奉行所の見学は翌日にし、友人と会う前にキャンプ場にテントを張りに行った次第です。
ちなみにキャンプ場に到着したのは午後5時前でした。

何と、ここのキャンプ場は無料です。
北海道には無料のキャンプ場がいくつもあるのを「北海道キャンピングガイド」や「0円マップ」で知りましたが、ついに我が家も無料キャンプ場に宿泊です(笑)
無料なのにきれいなトイレと炊事場があり、芝も整備されていました。
しかも、きちんと区画化されていて、まぎれもないオートキャンプ場です。

テントを張ってから、函館市街地に入りました。
市街地に入り、北海道に上陸してから初めて渋滞に遭遇しましたが、友人との待ち合わせ時間には間に合いました。
友人と会ったのは函館の地ビールが楽しめる「はこだてビール」というお店です。

この日、お会いしたのはネット上で知り合い、以前函館を訪れた時にお会いしたことがある、幕末ファンのM子さんです。
M子さんとは5年5ヶ月ぶりの再会でした。

ドライバーのダンナも同伴してましたが、ダンナそっちのけでM子さんと久しぶりに幕末や土方歳三の話をしました。
ここでダンナにわたしが土方歳三ファンだとカミングアウトしました(笑)
(結婚前、ダンナにわたしが幕末ファンなのを説明してはいましたが、誰のファンだとは話していませんでした)
この日は午後ずっとお腹がしくしく痛かったのですが、M子さんと飲んでいる時は痛みを忘れました。
とても楽しい一時が過ごせました
M子さん、本当にありがとうございました!
そして、わたしの個人的な用事に同伴してくれたダンナに心から感謝します

北海道ドライブ&キャンプの旅2012(7日目)に続きます…

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